似たような言葉ですが、発送と配達、配送の意味は異なります。
それぞれの言葉の意味について違いや使い方を見ていきましょう。
物流担当者が知っておくべき!アウトソーシングで期待できる導入効果とは?→いますぐ無料ダウンロード
発送とは
発送とは、荷物を倉庫や工場から顧客に向けて送ることを意味します。厳密に言うと、荷主の手から離れた瞬間を表すと捉えると間違いないでしょう。
よって、自社のトラックや運送業者のトラックに積んで出発した時点で、発送は完了したことになります。
具体的な使い方としては、以下のようなかたちになります。
- 「ご注文いただいた〇〇は、△月△日の午前中の発送予定でございます。」
- 「ご注文の品は、本日午後一番の便で発送いたしました。」
配達とは
配達とは、発送した荷物を顧客に届ける工程を指します。詳しくは、ドライバーが荷物を企業や個人宅の玄関で直接手渡したり、不在の場合などには「置き配」といって敷地内の指定された場所において帰ったりすることも含めて、配達と表現します。
「到達」や「達成」と同じ「達」という字が含まれているので、目指している場所に着き、目的を果たした、という意味合いが含まれていると考えると理解しやすいでしょう。
具体的な使用例には以下のようなものがあります。
- 「先ほど荷物の配達が完了しましたので、ご報告申し上げます。」
- 「配達完了次第、中身に間違いがないかをすみやかにご確認ください。」
配送とは
配送は荷物を送り、顧客のもとに届けるまでのすべての工程を指します。つまり言い換えると、発送した荷物をトラックなどで運んで客先に配達するまでを意味します。配送の中に、上記の「発送」も「配達」も含まれると理解すると分かりやすいでしょう。
以下のような使用例があります。
- 「ご注文の商品はただいま配送中のため、今しばらくお待ちください。」
- 「危険物を配送するため、ゆっくりと安全運転でまいります。」
発送で注意する点
発送にあたって注意すべき点は、以下の5つになります。
1.梱包
発送は、荷物が梱包された状態で、送り先も明確になっていることが、前提となります。いったん、手元を離れるとあとは運送会社やドライバーの手にゆだねるほかありません。ただし、順調に顧客の元に届くためにも、入念な梱包、ラッピングを行い、破損などの恐れがないように努めることが、大切です。
2.宛先
物流業務においてもっとも注意しなければならないことの一つに、誤配送があります。送る商品を取り違えるとか、届ける住所を間違うといった重大なミスのことです。原因は、運送会社側にあることも考えられますが、ピッキング後の梱包の段階や送り先伝票を添付する際に、勘違いしてしまうケースも少なくありません。このような事態を回避するためにも、発送前にはよく宛先と中身を確認しておく必要があるでしょう。
3.方法の選択
現実問題として、運送会社によって配送計画の質やドライバーの運転技術、接客態度には、大きな差があります。送料を安く抑えるとか、送る荷物によって特殊な機能や重量のトラックを選ばなければならない、といったさまざまな事情があるかもしれません。しかしそれだけでなく、万が一の時の補償やドライバーのドライブテクニック、また人となりや教育事情なども把握して、適切な運送会社を総合的な視点から判断することが、肝要です。
4.発送日時
昨今は、配送日時を指定した注文が当たり前となっています。よって届ける日付や時間帯を考慮して発送日時を逆算することが大切です。また多くの場合、より早い発送を希望されるので、注文を受けてからピッキング、梱包といった作業、さらには配送トラックの手配までをスピーディーかつ適切なタイミングで行える体制の構築に、しっかりと注力する必要があるでしょう。
5.顧客への連絡
荷物を発送したらそこで満足せず、必ず発送した旨を顧客に通知することが大切です。多くの場合はメールで問題ありませんが、特殊な事情があったり、急ぎのオーダーだったりする場合は、直接電話で発送した旨を伝える方が、顧客も安心し、信頼度が増すに違いありません。
導入事例や細かい料金体系、お問い合わせから業務開始までの流れがわかる!
自社サービスの紹介資料になります。物流業務のアウトソーシングをご検討されている方は、ぜひ一度ダウンロードください。
- 導入フローについて
- MOTOMURAの特徴
- 期待できる導入効果
- 取引実績一覧
- 基本料金体系
フォームにご記入いただくと、無料で資料がダウンロードできます。