コンテナをまるごと運ぶドレージ輸送とは?選ぶ基準や最近の問題点も一緒に解説

ドレージ輸送

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高速道路で、海上コンテナを積んでいるトラックを見かけたことはありませんか?クルマで並走していて、その大きさに驚いた経験があるかもしれません。

この特徴的な輸送方法は、効率が良いため港近くでは重宝されます。しかし、全く問題ないわけではありません。

そこでこの記事では、荷物を海上コンテナごと運ぶドレージ輸送について以下の内容を紹介します。

  • コンテナをそのまま運ぶドレージ輸送の概要
  • ドレージ輸送の特徴3選
  • ドレージ輸送を利用して得する条件3選
  • 昨今のドレージ輸送の問題3選

この記事を参考にして、ドレージ輸送を便利に使えるタイミングや物流効率を高めるためのヒントにしてください。

目次

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コンテナをそのまま運ぶドレージ輸送の概要を解説

まずドレージ輸送とは、前述の通りトラックで中身の入った海上コンテナを目的地に運ぶ方法です。コンテナの中身を入れたまま輸送するため、荷物が搬入されるまでの時間を短くできるのがメリットです。ただし、搬入先で荷物の取り出しと検品をして、コンテナを空にする必要があります。

別名で「ドレー」とも呼ばれたりします。

ドレージ輸送の特徴

ここからはドレージ輸送の特徴を3つ紹介します。順番は以下の通りです。

  • 輸送時間を短縮できる
  • 荷物が破損しにくい
  • コストを抑えることができる

1. 輸送時間を短縮できる

ドレージ輸送は、デバンニング作業をしないで目的地にコンテナを運ぶため、荷物が搬入されるまでの時間短縮が可能です。

デバンニング作業とは、コンテナの中身を取り出す作業のことです。ただし、デバンニング作業は制限時間があり、一定時間以内に終わらないと、30分や1時間の単位で数千円の超過料金が請求されます。

そのため、デバンニング作業を短い時間で済ませるには、ある程度の人手を確保して作業をしないといけません。

しかし、ドレージ輸送なら税関のチェックが終わり次第、コンテナのまま港から搬入先に運べるため、搬入までの時間を短くできます。

2. 荷物が破損しにくい

ドレージ輸送は、荷物の積み替え作業を行わないため、商品の破損リスクを最小限に抑えられます。

コンテナ内の荷物を積み替える作業中に、荷物破損などのトラブルが起きるとフォワーダーや保険会社に連絡したり、補償条件を確認したりと手間が発生します。

しかし、ドレージ輸送はコンテナのまま運ぶため、作業中の商品破損のリスクはありません。

3. コストを抑えることができる

ドレージ輸送は、前述の通りデバンニング作業がないため、物流にかかる費用を抑えられます。

デバンニング作業には人手の確保と人件費が必要です。しかも、作業時間が長いと超過料金が発生します。

その点、ドレージ輸送ならばデバンニング作業に必要なコストがかかりません。したがって、物流業務全体のコスト削減が期待できるといえるでしょう。

ドレージ輸送を利用して得する条件

この章では、ドレージ輸送を利用するのに好ましい条件を3つ紹介します。内容は以下の通りです。

  1. コンテナ1本分の荷物量がある
  2. トラック到着後に短時間でコンテナから荷物が出せる
  3. 搬入先が港のターミナルから遠くない

コンテナ1本分の荷物量がある

ドレージ輸送を使うなら、少なくとも20フィートコンテナ1本(1個)分ぐらいの荷物量が必要です。

ドレージ輸送は手間が少ないですが、小口輸送と比較すると輸送料金は高くなります。そのため、少なくとも20フィートコンテナ半分以上の荷物量が無ければ、ドレージ輸送を使っても物流コストは安くならないでしょう。

20フィートコンテナの最大積載量は約32m3(立法メートル)です。パレット数に換算すると約10パレット、120サイズのダンボール箱の場合は約700個ほどです。したがって、20フィートコンテナの半分の容積15m3(立法メートル)ぐらいないと、ドレージ輸送は割高になるでしょう。

荷物量が足りない場合は、小口貨物にしてCFS貨物で発送したほうが割安になります。

搬入までの時間が短く、破損の危険が少ないドレージ輸送ですが、使い方を間違えると割高な輸送料になります。荷物量に応じて運搬方法を選ぶほうが、物流工程全体のコスト削減には効果的です。

事前にタリフ(料金表)で比較して、ドレージ輸送を利用するべきか、他の方法で運搬したほうがよいのか検討しましょう。

2. トラック到着後に短時間でコンテナから荷物が出せる

ドレージ輸送を利用するなら、短時間でコンテナを空にできるオペレーションが搬入先で必要です。

コンテナが搬入先に到着後、トラックのドライバーは空になったコンテナを港に戻さないといけないため、現場で待機します。しかし、待機時間が長いと「待機料金」が発生します。

そのため、1~2時間でコンテナの中身のチェック、運び出しを完了させないと、追加料金がかかって輸送コストが割高になるでしょう。

つまり、コンテナから荷物を迅速に運び出せる人手とオペレーションが搬入先で用意できないと、ドレージ輸送のメリットがなくなってしまう可能性があります。

3. 搬入先が港のターミナルから遠くない

コンテナの搬入先が港のターミナルから近い距離にあるのもドレージ輸送では重要なポイントといえるでしょう。あまりにも港から搬入先が遠いと、輸送料金が高くなるからです。

ドレージ輸送の料金は、往復距離で計算される「ラウンド制」が多く、距離が遠いとそれだけ割高になります。他の料金体系として「フラット」があります。

2つの料金体系の違いは以下の通りです。

ラウンド

ラウンド料金は、出発地から搬入先までの往復距離で計算される料金体系。理由は、搬入先から空のコンテナを持ち帰る必要があるためです。

走行距離に応じて「ラウンド×××」という呼び方をします。もし片道の走行距離が150kmなら「ラウンド300」と呼ばれるでしょう。

フラット

フラットは、配送料金を1ヵ月単位で固定する料金体系です。ただし、1ヵ月間である程度の配送本数があり、配送ルートが固定されていることが条件になります。1ヵ月間にある程度のコンテナ数がある場合は、フラットのほうが料金交渉をしやすいのが特徴です。

まずは港から搬入先までの距離を調べてみましょう。

昨今のドレージ輸送の問題

便利なドレージ輸送ですが、最近では問題も抱えています。この章では、ドレージ輸送の3つの問題を説明します。内容は以下の通りです。

  • ドレージ輸送料金の高騰
  • ドライバー不足
  • ターミナルの混雑

ドレージ輸送料金の高騰

コスト削減になるドレージ輸送ですが、その料金は値上がり傾向です。

主な原因として以下の3つがあります。

  • ドレージ輸送をしてくれるドライバーが不足
  • 燃料代の高騰
  • 世界的なコンテナ不足

特に燃料代の高騰でドレージ輸送を受け付けない運送業者が増える傾向にあります。また、燃料サーチャージを導入する動きがあるため、期待するほど運送料を安くできないかもしれません。

燃料サーチャージとは、高騰した燃料代の一部を荷主が負担する仕組みです。別名で「ドレージ・リカバリー・サーチャージ」とも呼ばれます。

ドライバー不足

ドレージ輸送に限ったことではありませんが、少子高齢化でドライバーの数が不足しています。

トラックやトレーラーのドライバーは、拘束時間の長さや給与など待遇面で若年層から敬遠されている職業の1つです。そのため、ドレージ輸送を依頼しようとしても、ドライバーが集まらないという現状があります。

ターミナルの混雑

港のターミナルで発生する混雑がドレージ輸送のコスパを悪くしている問題もあります。

ドレージ輸送をする際は、ターミナルに行きコンテナを積み込む必要があります。しかし、ターミナルでは、しばしば大混雑が発生し、待ち時間が6時間を超える場合も珍しくありません。

ドライバーの賃金が歩合制の場合、長い待ち時間は1円も稼げない時間です。

そのため、収入にならない無駄な待ち時間を嫌い、ドレージ輸送を請け負わないドライバーも増えています。しかも、ターミナルの混雑は予測しにくいため、事前対応が難しいとされます。

つまり、ターミナルの混雑状況を把握しておかないと、長い待ち時間が発生して搬入が遅れるかもしれません。

コンテナ1本分の荷物量ならドレージ輸送でお得に輸送しよう

ドレージ輸送とは、港で荷物を降ろさずにコンテナに入れたまま運ぶ輸送方法です。荷物量がコンテナ1本を満たすほどあれば、ドレージ輸送は手間なく、短時間で輸送ができるでしょう。

しかし、ドライバー不足や輸送料金の高騰などが問題となっています。対策として、ドレージ輸送の手配を得意とする業者とつながりがあれば、より安心して依頼ができるでしょう。


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    MOTOMURA物流編集部

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