物流倉庫の棚|シーン別における最適な棚選び

倉庫保管

通販、商品保管をおこなう物流現場において、様々なサイズや種類の保管をする場合、最も重要になるのがスペースコストです。スペースコストというと、倉庫の広さ、家賃などを思い浮かべるかと思いますが、それだけではありません。

パレットに横長に同じような商品が並べられていて、探しにくい場合、出荷を担当するスタッフが探す時間のロス、移動歩数もスペースコストに含まれます。

無駄なスペースを極力減らし、商品を探しやすい環境を整える意味でも、倉庫における棚の活用は重要になってきます。本記事では棚の基本概要、使用のメリットを説明します。

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目次

物流倉庫で使用される棚の種類

物流倉庫で使用される棚は、基本2段以上から6段程度まであり、大きさや耐荷重によって小型軽量棚、中軽量棚、中量棚、重量棚の4種類に大きく別けられます。

棚の種類耐荷重
軽量棚約150kg / 1段あたり
中軽量棚約200kg / 1段あたり
中量棚約400kg / 1段あたり
重量棚500kg〜 / 1段あたり

軽量棚

  • ○耐荷重は、1段あたり約150Kg
  • ○アパレル関係や、雑貨、小型家電などの小ぶりの商品や、軽い物の収納に適している
  • ○組立、分解が容易、キャスターの取り付けで移動が可能

中軽量棚

  • ○耐荷重は、1段あたり約200Kg
  • ○軽量棚より重い物の収納が可能
  • ○書類、本類などの保管にも向く
  • ○組立、分解が容易、キャスターの取り付けで移動が可能

中量棚

  • ○耐荷重は、1段あたり約400Kg
  • ○耐荷重に優れているため、重量のある金属の部品などにも対応
  • ○組立、分解が容易

重量棚

  • ○耐荷重は1段あたり約500Kg以上
  • ○パレットに載せたまま保管が可能

それぞれの棚に適した活用シーン

軽量棚、中軽量棚、中量棚、重量棚では、構造やサイズ、段数、耐荷重の違いからそれぞれに適した活用シーンがあります。ここでは、それぞれに適したシーンを紹介します。

軽量棚

スチールラック

コンパクトで、使用スペースを取りにくい軽量棚は、あまり背の高くならない資料の保管、間口を小さく分ける事も可能なので、雑貨やアパレル関係など比較的軽量なものの保管に最適です。

中軽量棚、中量棚

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耐荷重が200kg以上の中軽量棚、中量棚は、前述のアパレル、雑貨などの商品は勿論、金属製の工具、ネジやボルトなどの部品、調理器具など、まとめて保管すると重くなるものにも最適です。

重量棚

ネステナーラック

棚一段につき500kg以上の耐荷重を持つ重量他は、大型の商品をストックするのに最適です。

また、重量のある精密機器などを使いやすい高さに設置して使用するための棚としても使用されています。

棚を使用するメリット

商用、通販、資材、部材などを扱う物流倉庫には、さまざまなサイズやタイプの棚が設置されています。

棚を使う一番のメリットは効率よく空間利用が出来るという事です。

1つのパレットに複数種類の商品が積み上げられている場合、出荷時に下段から商品を取り出す際に、いちいち上段から商品を取り出すのは非常に非効率的です。

このような無駄な作業も、倉庫の家賃だけでなく、作業費としてスペースコストに関わってくるので、商品が取り出しにくいと経費はどんどんかさんで行きます。

棚を利用することで、同じスペースであっても、商品と商品の間に棚を挟むことで、それぞれの商品を独立して保管することができ、出荷の効率化が図れます。また、大型の商品や大量の商品を、重量棚を使ってパレットにまとめて収納することも可能です。

物流の現場では、棚を使用する事でこのようなスペースコストをぐっと抑えることが可能になるのです。

棚を置くスペースの確保と計算の方法

保管効率を高めるために棚を設置するとなった場合、いったいどの位のスペースと、棚の数が必要になるかざっと計算してみましょう。

必要な棚数

例えば、自社で扱っている120サイズのダンボール箱が、幅1.8m、奥行き0.6m、高さ1.8mの4段の中軽棚に20ケース収まるとします。御社の在庫数が2,000ケースの場合、棚は100台必要となります。

在庫2,000ケース ÷ 棚1台20ケース = 100台

必要な面積

さらに棚1台の面積は1.8×0.6mなので、1.08㎡になり、100台で必要な面積は1.08×100=108㎡になります。

棚1台1.08㎡ × 100台 = 108㎡

108㎡を畳みに換算すると約65畳の広さが必要となります。

もちろんこれは棚だけの面積なので、実際の物流現場では、人や、台車が通る導線が確実に必要になり、棚の両側、もしくは片面に任意の隙間を計算に入れる必要があります。

おわりに

物流現場における棚とは、取り扱う商品の大きさ、重さ、数量によって、それぞれに適したサイズがあり、軽量棚、中軽量棚、中量棚、重量棚と使い分ける事が保管効率を高める上で重量になってきます。

株式会社MOTOMURAは、お客様の商品特性に合わせ、棚の選定から、一番保管効率が良い方法まで算出致します。

MOTOMURAに物流管理を一任すれば、棚の選定から、保管方法まで全て委託できるので、企業は自社の主幹業務に専念することができるでしょう。


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