目次
梱包とは?
出荷する商品をダンボールや緩衝材で包み、傷がつかないようにする作業です。
倉庫内の商品を安全にお客様にお届けするために、商品・温度に応じて適切な資材・機器を使用し、配送準備を整える作業です。また、梱包方法にもさまざまなものがあり、よく使われる梱包方法のひとつに「段ボール」があります。
梱包と包装の違いは?
梱包と包装の違いはほとんどありませんが、包装(ラッピング)はプレゼントなどを包むのに使われます。本を買ってお店がブックカバーを付けてくれるのも「包装」にあたります。
梱包とは、商品や製品を運びやすくするため、あるいは破損を防ぐために、資材や箱を使ってパッケージにまとめることです。
参考記事: 包装 | 包装という言葉には3種類の意味がある!! – MOTOMURA
適性包装の5つの条件
多くの商品は、メーカーの工場で生産された後、工場からトラックで倉庫や物流配送センターへ運ばれ、保管を得て、エンドユーザーの手元に届きます。
その過程で破損することなく、スピーディーに届けるためには、梱包において、「保護性」「作業性」「荷役性」「販売促進性」「廃棄処理性」の5つの条件が重要になってきます。
1. 保護性(想定される衝撃に対して、最も経済的に機能を発揮できる包装、梱包になっているか)
ダンボールの厚み、エアクッションなどの緩衝材。これらを用いて、いかに輸送時の衝撃から商品を守れるかが重要になってきます。ただし、あまり厳重に包装しすぎると、資材費、包装費、梱包費用が高くなってしまうデメリットもあります。商品の価格、内容に合わせて適切な資材を選択するとよいでしょう。
2. 作業性(製造工程とのつながりが良い包装になっているか)
作業工程が多い包装や、複雑な包装は、製造工程のレベルにあっていないと、作業の流れが遅くなってしまうため、生産性の低下につながります。必要に応じて企画段階より製造工程にサンプルを渡し、工程のつながりが良いか確認も必要になってきます。
3. 荷役性(物流現場で荷扱いがしやすい包装、 梱包 になっているか)
商品の包装、 梱包 が大きすぎたり、重すぎたりすると、現場でのラフハンドリングにつながり、商品を落下させてしまったり、カドを凹ませてしまったり、現場作業員の怪我につながる可能性を高めてしまいます。また、あまり大きすぎる包装、 梱包 は、配送コストの高騰にもつながります。1 梱包 の大きさを160サイズ以内、重量20キロ以内など、物流現場で取り扱いがしやすい規格内に収めることも重要になってきます。
4. 販促性(エンドユーザーにとって、包装、 梱包 が開けやすい状態になっているか)
商品が壊れないように厳重に包装、 梱包 されていても、簡単に中身を取り出す事ができないと、エンドユーザーの利便性は下がり、リピート率を下げてしまうので、販売ロスにもつながります。包装、 梱包 が開けやすい状態になっているか確認も必要です。
5. 廃棄処理性(包装、 梱包 資材の廃棄が容易になっているか)
近年、廃棄物に対する規制も厳しくなっています。企業は環境問題に対して、責任と求められ、個人においても、日常生活でゴミの分別は当たり前となってきました。包装、 梱包 も廃棄しやすい材料か、過剰な緩衝材は無いかなど、最終的な廃棄の視点も重要になっています。
◆まとめ
近年EC・ネット通販の拡大のより、商品がメーカーで作られ、物流センターや倉庫を経て、直接エンドユーザーの手元に届くながれは加速しています。このような流れの中で、商品が壊れないようにエンドユーザーのもとに届けるためには、包装、 梱包 の良し悪しが大きく影響します。商品を守る包装、 梱包 を施し、スピーディーに届けるには、この5つの条件に配慮することが重要となってきます。
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