【物流倉庫見学チェックポイント決定版!】失敗しない倉庫見学時の17のチェックポイント&EC物流倉庫選定時の5つのポイント

失敗しない倉庫見学時の17のチェックポイント&EC物流倉庫選定時の5つのポイント

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物流業務をアウトソーシングすることで、自社内業務を大幅に効率化することができます。

特に出荷件数が多く、多品種商品を扱うEC業務において、物流倉庫のアウトソーシングには、費用以上の効果が得られる場合も多いのではないでしょうか。

とはいえ、顧客の手元に届く商品を最後に扱う場所となる、物流倉庫内での作業品質は顧客満足度に直結するもの。

自社で行う場合と異なり、細かな指示が出しにくい、常に状況をチェックできるわけでもない物流倉庫サービスの利用にはリスクが大きく感じられる場合も多くあるでしょう。

ここでは、「こんなことになるなら頼むのではなかった!」となってしまわないため、物流倉庫選定時に見ておくべき17のチェックポイント、そしてなぜ倉庫を見学しておくべきなのか、その理由をご理解いただけるよう、まとめてまいります。

お目通しいただければ、要点を抑えて安心して物流業務を任せられる倉庫を選んでいただけるはずです。是非最後までお付き合いください。

物流倉庫選定時は絶対に現地見学しておくべき理由

物流倉庫を選定する際には、必ず現地を見学していただきたい、と切にお願いしたいと考えています。

それにはこのような理由があります。

  • 物流上のトラブルを避けるため
  • 物流倉庫の作業品質をチェックするため
  • 顧客の手元に届けられる商品を安心して任せられるか確認するため
  • 倉庫内だけでなく外の環境も含めてチェックするため
  • 作業者・作業状況を目視確認しておくため
  • 商品の取り扱い上気を付けてもらうべきポイントがないか見定めるため

上記のような理由から、面倒でも見学しておくことをおすすめします。

見ておかなかったばっかりに、

  • 預けていた商品の劣化が続いている
  • 届いた商品・梱包が汚いとクレームになった
  • 誤出荷が多くクレームが増えてしまった
  • 悪い口コミが増えてしまい売り上げが落ちた

このような状況を招いてしまうこともあります。こうした状況になるのを避ける為にも、物流倉庫選定時には見学していただきたいのです。

【物流倉庫見学時のチェックポイント】倉庫の中のみならず外も見るべし

物流倉庫を見学する際には、倉庫の中や作業中の作業者の動きなどを見ていただきたいのですが、見るべきは倉庫内だけではありません。

倉庫の外の環境もしっかりとチェックしていただきたいのです。

例えば、どこかの飲食店に出かけたとしましょう。

お店について、外に乱雑に物がおかれていたり、ゴミが落ちたまま、枯れた植木がいくつもおかれている、といった状況でも気持ちよくお店に入って飲食することに抵抗はありませんか?

得てして、外が汚れているお店は、店内も清掃が行き届いているとは言い難いケースも多いでしょう。(必ずしもそう、とは言い切れないのは重々承知の上で申し上げてしまいますが…)

清掃が行き届いていない空間で提供された食品に、不安を感じる方も多いもの。実際そうした店舗で提供された商品に苦い思い出がある、という方もいらっしゃるかも知れません。

顧客から預かる荷物を保管し、エンドユーザーに届けることが物流倉庫で行われる業務ですから、誠意を持って対応するのであれば、倉庫内だけでなく倉庫外の環境にも相応の配慮があるはずです。

付け焼刃的に倉庫内だけ整えられたものかどうかは、現地を視察すればわかるもの。そうした状況を見逃さないためにも、倉庫選定時には現地に足を運び、ポイントを踏まえて確認していただきたいのです。

また、商品を預け、物流業務を任せる以上、トラブルがあったり、商品状況を確認するため、足を運ぶこともあるでしょう。選定時に足を運んでおくことで、いざ行かなくてはというときに足を運びやすい場所かどうか、身をもって体験し確認することもできます。

物流倉庫見学時に見ておくべき17のチェックポイント

続いて、具体的に倉庫見学に訪れた際見ていただきたいポイントをご紹介してまいります。

ポイントは全部で17あります。多いと感じられる方もいらっしゃるかも知れませんが、大切な商品を任せる倉庫ですから、しっかり見ていきましょう。

  1. 倉庫の外に乱雑な印象を受けないか
  2. 倉庫の外に商品が置かれていないか
  3. 業務使用するパレットや運搬車両が整理整頓されているか
  4. 倉庫内は整理整頓・清掃が徹底されているか
  5. 倉庫内は清潔に保たれているか
  6. 作業スペースに不要なものが置かれていないか
  7. ごみの分別や備品の整理も徹底されているか
  8. 倉庫内の安全に対し徹底した配慮がされているか
  9. 各作業ごとに明確なルールが策定され実施されているか
  10. 作業担当者への教育体制は整っているか
  11. フォークリフト作業者はきちんとヘルメットを装着しているか
  12. 作業担当者全体の雰囲気として安心して任せられると感じられるか
  13. 防火シャッター・非常口周辺に物が置かれていないか
  14. 危険個所は明確にマーキングされているか
  15. 預ける商品を任せられる環境・設備は整っているか
  16. 商品状況確認などの際適宜訪問等ができるかどうか
  17. 自社商品を安心して任せられる環境・設備が整っているか

①②に関しては倉庫の外をチェックする際見ていただきたいポイントです。③は倉庫の中も外も同じように見ていただきたい点。④以降は倉庫の中に入ってチェックしていただきたいポイントです。

全体を通して、整理整頓、物の定位置が明確になっているか、清潔に保たれているかということは絶対条件として見て頂きたいところです。

また見落としがちではあるものの、「⑥:作業スペースに不要なものが置かれていないか」は物流業務上最も避けるべき誤出荷などのトラブルを避けるためにも重要ですから、忘れずにチェックしてください。

また従業員教育に関わる部分で、⑥~⑫も重要です。実際作業を任せることになる作業担当者の雰囲気や教育体制、現場での作業ルールがあること、徹底されていることは特に注意してみておくべきでしょう。

従業員教育が行き届いているか簡単に見定める方法として、「作業担当者に積極的に挨拶してみる」というのもおすすめです。しっかりと教育がされている倉庫であれば、気持ち良い挨拶が返ってくるはず。そうではない場合は注意が必要です。

また作業中の動きや連携、作業に使用する道具や運搬車両などの取扱が丁寧か、整理整頓を心がけた動きができているかというのも見ておくようにしてください。

倉庫内環境のチェック項目として挙げた⑬~⑮に関しても、倉庫選定と関連が薄いように思えるかもしれませんが、商品を丁寧に安全に扱えるかどうか、に大きく関わる部分でもあります。

作業者の安全、商品の安全にきちんと配慮されているかどうか見ておくことも大切です。

利用開始してから、商品状況を時々チェックしに行くこともあるでしょう。またトラブルがあり現地確認しなくてはならないことも考えられます。

そうした時に足を運びやすい立地かどうか、ということと合わせて訪問をスムーズに受け入れてくれるのか、問い合わせをしたときに即座に対応してくれる体制があるのかどうかも合わせてチェックしておくべきです。

EC事業のための物流倉庫選定時に特に注意しておきたい5つのポイント

ECだからこそ、梱包時に気を配ってほしいポイントや同梱物(チラシやサンキューレター、試供品など)への対応も気になるところ。

またEC事業においては梱包品質が顧客満足度により大きく影響してしまう点も注意が必要です。

倉庫見学に訪れるうえで、ECならではの要チェックポイントは何かということにも触れて参ります。

BtoB事業に置ける物流業務以上に、細かな作業や出荷対応が必要になることが多いのがBtoCがメインとなるECです。

上記倉庫見学時に見ておくべき17のポイントの他に、確認しておくべきなのは以下の5つのポイントになります。

  1. 商品の取扱は丁寧か
  2. 誤出荷・誤発送などのトラブルへの対策は十分か
  3. 丁寧な梱包が行われているか
  4. 出荷までのスピード感は十分か
  5. 自社の在庫管理・受注管理などのシステムと連携できるシステムを導入しているか

商品種類も豊富で、出荷件数も多くなりがちなEC事業。ECにおける物流業務のアウトソーシング先として物流倉庫を選定するのであれば、上記の5つのポイントも重要です。

顧客満足度と物流品質・物流スピードが大きく影響しあうのがEC物流ですから、上記5つのポイントの確認は必須といえるでしょう。

丁寧かつスピーディーな対応こそ、現代社会のEC物流に欠かせない要素でもあります。満足できる物流を叶えるためには、徹底した従業員教育も必要なのはいうまでもありません。

また、スピーディーでも適切な対応が求められるEC物流、自社システムとの連携が取れるWMSを導入している倉庫と提携することで、より安心して任せられるでしょう。

まとめ

物流業務のアウトソーシング先となる、物流倉庫。どの倉庫を選ぶのかが顧客との信頼関係・満足度に大きく影響してくることはもう皆さんご理解いただけたはずです。

安心して自社の商品を任せられるかどうか、顧客との直接的なつながりを持つことになる物流業務を任せられるか、こちらでご紹介した17のポイントを踏まえてご確認いただくことで失敗のない倉庫選びをしていただくことができます。

一度委託すれば別の倉庫に切り替えするのも難しくなります。まさしく最初が肝心とも言える物流倉庫選び、倉庫内外の環境や商品の取扱、作業担当者への教育体制と委託主へのサポート体制などしっかりとご確認頂き、今後の事業拡大に繋げていただければ幸いです。

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この記事の著者について

MOTOMURA物流編集部

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物流の基本や改善ノウハウなど、物流担当者が知っておきたい様々な情報を配信している部署です。


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