
ラベル貼りや仕分け、梱包、検品などの流通加工(物流加工)業務のアウトソーシングをお考えの方向けに、流通加工代行業者の失敗しない選び方をご紹介します。
流通加工に対応できる倉庫を探していたり、人手が不足して繁忙期には他の部署の社員も総出で作業、など業務の負担になっていませんか?
流通加工業務をアウトソーシングすることで、人手不足の解消や業務負担の削減、コスト削減にもつなげられます。流通加工代行業者選びのポイントや流通加工代行業者利用時の費用相場についても解説いたします。
流通加工業務を委託したい方へ
目次
流通加工の業務内容とは
流通加工は「顧客や取引先小売店にとって、商品の利便性を高めることで魅力的な商品とし、購入を促すために行う加工作業」を指し、具体的に以下の加工作業が含まれます。
- セット組対応
- 検品
- 小分け包装
- バーコード・ラベルの貼付
- タグ付け
- 梱包
- ギフトラッピング
これらの流通加工を自社内製しようとすると、人材を確保し教育する手間やコストがかかります。 また流通加工する為に設備・機器が必要になる場合も少なくありません。設備投資も必要となると対応が難しいと感じられる方も多いのではないでしょうか。 このような課題を一挙に解決できるのが、流通加工を含む物流業務全体を代行できる倉庫業者を活用する方法です。
流通加工代行業者を活用するメリット
流通加工を代行業者に委託することで得られるメリットは、以下が挙げられます。
- 物流コストを削減できる
- 商品の付加価値を高められる
- 社内の人材をコア業務に集中できる
①物流コストを削減できる
流通加工を行うのに必要な設備や場所、人を用意する必要がなくなります。自社で内製化するよりもアウトソーシングしてしまったほうが物流コストが下がることも多くあります。また、繁忙期や閑散期といった物流波動による人材の確保に困っている際にも活用できます。また特殊な設備や機器が必要な場合も対応してもらえる業者を選定することで、自社で構えることなく流通加工が可能になります。
②商品の付加価値を高められる
小売店の要望に合わせて商品にバーコードを貼付しておきたい、ECの顧客に合わせたチラシを同封してリピートに繋げたい、商品を小分けにして販売したい、といった商品に付加価値を持たせ、エンドユーザーや取引先に選ばれる商品とすることができます。流通加工に長けた業者に委託することで、流通加工の品質を高めることができます。
③作業負担を軽減しコア業務に集中できる
代行業者に委託することで、社内の人材をコア業務に集約することができます。実際、アウトソーシングしたことで社内の人材を商品開発や営業に回すことができ、売上増という成果をだした企業も少なくありません。
流通加工代行業者の失敗しないための選び方のポイント
流通加工代行業者を選ぶ時に、見ておきたいポイントをまとめました。選んでから、頼まなければ良かった…とならない為にもご覧下さい。
- 依頼できる作業内容を確認しておく
- 過去の実績が豊富な業者を選ぶ
- 物流全体のコストで検討する
- 従業員教育など業務品質が確かか確認する
①依頼できる作業内容を確認しておく
代行業者により、どこまでの作業を委託できるかが異なります。 食品加工など、特に設備機器を必要とするような物流加工を委託したい場合もあるでしょう。 委託しようとしている物流加工について、対応可能か事前に確認してから委託するようにして下さい。
②過去の実績が豊富な業者を選ぶ
アウトソーシングする以上、物流加工の作業品質も重要です。 これまでに同じような物流加工を請け負った実績はあるか、また過去の業務でトラブルなどはなかったか、あった場合にはどのようなトラブルがあったか、再発防止はどのようにしたのかなど確認しておくと良いでしょう。 仕上がり品も確認しておく事もおすすめです。
③物流全体のコストで検討する
物流加工だけで、どの程度費用がかかるか判断するのはおすすめしません。 物流加工だけをアウトソーシングするのか、物流そのものをアウトソーシングするかも検討できます。また、物流加工そのものの費用は高く感じられても、物流全体のコストでみると割安であった、というケースも少なくありません。 また業務改善の観点も含めて検討した際、物流加工だけを切り出すよりも効率的だ、ということからフルフィルメントサービスを利用するケースも多いです。 費用検討する際には、一つの業者からだけ見積もりを取るのではなく、相見積もりで複数業者を一度に検討することで、価格競争によりコストダウンできるケースも多くあります。
④従業員教育など業務品質が確かか確認する
流通加工は手作業による部分も多く、品質という観点では委託する業者内での作業品質がとても重要です。従業員教育はしっかりしているか、など確認しておくようにしましょう。 またこちらの希望や細かな作業指示を汲み取って反映してくれるか、ということも大切なポイント。実務に関わる社員も同席して打ち合わせが行われる、というのも安心感が持てるポイントとなります。 物流加工を行う現場が、清潔か、整理整頓されているかも確認しておきたいところ。加工を行う現場を確認しながら、実際に作業を行う従業員の様子も確認しておきましょう。
物流加工代行業者を利用する場合の費用相場一覧
年々増加傾向となっている物流コスト。物流加工代行業者に委託した場合にかかる費用は、代行業者・委託する加工内容によって大きく異なります。 物流コスト上昇の理由は人件費・燃料費の高騰が大きな要因です。物流倉庫費用全体としてみてみると、健康食品・化粧品は1商品あたり250~500円となっている中、食品・飲料では500~80円、ファッション雑貨も500~800円と、取り扱う商品によっても差が大きくなっています。 一般的な物流加工の作業別費用相場としては以下になります。
- アパレル製品の検針:8~15円
- 検品作業:50円~
- バーコードなどのシール貼付:10円
- タグ付け:15円
- ラッピング:10~50円
- 員数:5~10円
- 仕分け作業:20円
上記は基本的に常温保管できる商品の取扱でかかる費用の相場です。 食品の流通加工などで、保管環境に特殊な条件が必要なものや、加工に特殊な設備機器が必要となる場合には、更に費用がかかる場合もあります。
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