ヤマトのフルフィルメントサービスとは

ヤマトのフルフィルメントサービスは、EC物流の入庫から代金回収までを任せられるサービスです。海外輸入商品の国内流通させるにあたり必要な、流通加工も請け負っています。国内のECモール対応もされており、活用しやすいフルフィルメントサービスです。

本記事ではヤマトフルフィルメントサービスの内容、申し込み方法や料金、その他知っておきたい情報をわかりやすくご紹介します。ヤマトフルフィルメントサービスを利用するか検討される際にご参考ください。

フルフィルメントとは？通販・ECに欠かせないフルフィルメント業務について

1 ヤマトのフルフィルメントサービスとは｜サービス内容など
2 ヤマトフルフィルメントサービスのメリット・デメリット
3 ヤマトフルフィルメントサービスについてのまとめ

ヤマトのフルフィルメントサービスとは｜サービス内容など

ヤマトのフルフィルメントサービスとは、EC事業者が商品をヤマトの営業倉庫に送付し、入庫から配送（代金回収含む）までを任せられるサービスです。

商品出荷に伴い必要な、梱包材対応や簡単な流通加工も委託でき、国内大手を含めるECモールの出荷業務を委託できます。ただし、国内発送のみで海外への発送は対応していません。

ヤマトフルフィルメントサービスの利用可能モール

ヤマトのフルフィルメントサービスが利用できるのは以下のモールです。

Yahoo!/PayPayモール
Amazon
楽天
その他

ヤマトフルフィルメントサービスで配送にかかる日数

ヤマトのフルフィルメントサービスは基本的に、納品日から1～2日で発送可能です。24時間365稼働倉庫で取り扱われる在庫に限り、当日配送も行っています。

ただし24時間365日稼働倉庫は場所が明記されていないため、詳細がお伝えできませんが、関東・関西の一部地域にのみ拠点があるため、その近辺のエリアだけ当日配送が可能です。

ヤマトフルフィルメントサービスの申し込み方法

ヤマトのフルフィルメントサービスを利用する場合、以下から申し込みします。

Yahoo!出店者：出店ストア向けフルフィルメントサービスページ
上記以外の方：Yahoo!ストアへ登録→Yahoo！ストアクリエイターProにログイン→フルフィルメントサービス申し込みページから申し込み（申し込みから利用開始までは、7～10日ほどかかります。）

ヤマトのフルフィルメントサービスの料金

ヤマトのフルフィルメントサービスは初期費用は不要で、発送代行手数料・在庫保管手数料・オプション料金がかかります。料金は商品を倉庫に入庫し、受領されたタイミングで発生します。それぞれの内訳は以下をご覧ください。

配送代行手数料

発送代行手数料は以下をご覧ください。

画像引用：発送代行手数料｜ヤマト運輸

在庫保管手数料

在庫保管手数料は以下をご覧ください。

画像引用：在庫保管手数料｜ヤマト運輸

オプション料金

オプション料金は以下をご覧ください。

オプションサービス	料金	詳細
納品書同梱サービス	10円（税抜き）/1件
バーコード貼付サービス	20円（税抜）/1ピース（ラベル代含む）	「検品コード・商品名称」に合致するバーコードを入庫時に印刷し貼付
透明袋入れサービス	投函サイズから80サイズまで20円（税抜き）/1ピース
エアキャップ包装サービス	投函～80サイズ：80円（税抜き）/1ピース 100～120サイズ:110円（税抜き）/1ピース 140～160サイズ：140円（税抜き）/1ピース
ギフトラッピングサービス	190円（税抜き）/1ピース
有効期限付き入庫登録サービス	25円（税抜）	倉庫側で有効期限の入力し、有効期限の短いものから優先して出荷される
廃棄取次サービス	50円（税抜）/1ピース	期限切れ商品などの廃棄

ヤマトフルフィルメントサービスを利用できない商品サイズ

ヤマトフルフィルメントサービスは、以下に該当する商品は取り扱えません。

縦・横・高さの合計サイズが200サイズ以上
30kg以上
常温管理できないもの
危険物
化学薬品
関連省庁への届け出・販売許可を要するもの

Yahoo！ショッピングに出品できないもの｜ガイドライン

ヤマトフルフィルメントサービスを解約する場合

ヤマトフルフィルメントサービスを解約する際は、原則3ヶ月前に書面もしくはネットから通知する必要があります。違約金などはありません。

ヤマトフルフィルメントサービスのメリット・デメリット

ヤマトフルフィルメントサービスを活用する、メリットとデメリットを表にまとめました。

メリット	デメリット
Yahoo!「優良配送」対象	ヤマトの倉庫への納品作業が必要
初期費用が不要	商品が売れないと保管料が高額になる
料金体系が明快でわかりやすい	完全に手作業がなくなるわけではない
配送コストを抑えられる	取り扱いは常温商品に限定される
物流業務負担を軽減できる

ヤマトフルフィルメントサービスでは、Yahoo！へのストア登録が必須であること、また売り上げによっては保管費用の負担が大きくなることがネックになるケースも多いのではないでしょうか。こうした課題をクリアするには、配送件数にとらわれず、また取り扱う商品量にも限りのない、EC物流に長けた別の事業者に委託する検討も必要でしょう。当社では、これまでの豊富な実績からEC物流に特化した代行サービスも手がけております。保管料は他社と比較しても安く抑えつつ、ギフトラッピングにも対応。250万件の出荷キャパを誇る3拠点運営で、物流波動にも柔軟に対応しています。専用伝票や同梱物への対応も行うため、自動化する部分、人手を介する部分を適切に切り分けられるリソースも自慢です。