発送代行にかかる6つの費用とは。【選定時にチェックすべきポイント】

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発送業務は単純に「発送するだけ」ではありません。注文に応じて商品をピッキング、梱包、配送伝票の作成、同梱など、細かい作業が伴う負担のかかる業務でもあります。そのため、注文数が増えれば増えるほど、1配送あたりの所要時間や労力は見過ごせません。

このような人的・費用的負担を軽減するために、発送代行サービスを利用する企業も増えてきました。

とはいえ、どのようなサービスでどのくらいの費用が掛かるのかを把握しておかなければ、適した業者を選定するのも難しいでしょう。

本記事では発送代行にかかる費用にどのようなものがあるのか、また費用対効果の見込める業者を選定するために見るべきポイントをあわせてお伝えしてまいります。

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発送代行サービスの利用時にかかる6つの費用

発送代行サービスを利用するにあたり、かかる費用は以下のものがあります。

  • 基本費用
  • 入庫費用
  • 在庫保管・管理費用
  • 流通加工・ピッキング費用
  • 梱包・出荷費用
  • 発送費用

一般的な費用感としては、固定費である基本費用を除いて、「1出荷あたり700円〜800円」程度が相場となっています。

関連記事:発送代行サービスの選び方とは?メリット、デメリットを紹介

基本費用(固定費)

基本費用には、管理費用・システム利用料などが含まれます。

相場は30,000円程度ですが配送料が多いケースでは50,000円など、どれくらい出荷があるかによって費用が変わる場合があります。

ですが、費用設定は固定のため配送量により月毎に変動するものではありません。

入庫費用

入庫費用は、商品が発送代行業者の倉庫に到着した際に、商品の検数・検品・所定の保管場所への移動にかかる費用になります。

入庫費用は、商品のサイズで変動がある場合や、納品形態(コンテナ・パレット・宅配便など)によって変動するケースもあります。「1商品あたりいくら」という形で提示されることがほとんどです。

相場は、バラ納品の場合は1個あたり10円〜30円、箱納品の場合は1箱あたり30円〜150円となっています。

在庫保管・管理費用

在庫を保管し、適切に管理するためにかかる費用です。1パレットあたりもしくは1坪あたりの料金表示となることが多いです。

保管費用は倉庫がどこの地域にあるかによって費用感が大きく変わってきます。

都市部の倉庫の場合、1坪あたり5,000円〜10,000円ですが、23区外ではそれよりも安くなります。例えば、埼玉・神奈川・兵庫・滋賀といった郊外で、1坪あたり4,000〜6,000円、茨木・栃木・岐阜といった山間部で1坪あたり3,000〜5,000円が目安になります。

また、中には1週間以内で発送完了する、などのスポット的な倉庫の利用で住む場合には保管費用は不要というプランがある配送業者もあります。

商品が大きい場合、保管期間が長い場合などは料金が変動することもありますから、事前に確認しておく必要がある点は忘れないでください。

流通加工・ピッキング費用

流通加工というのは、商品のセットをしたり、パッケージにバーコードシールを貼付、商品価値向上のために魅力的な梱包を行うような作業です。

ピッキングは、注文に合わせて商品をピックアップしてくる作業です。

これらの費用は基本的に、「1商品あたりもしくは1発送あたりいくら」といった形で表記されます。

これらは商品によって値段が大きく変わり、流通加工については受け付けていない業者も多いため、相場を目安として出すことが難しい費用です。

関連記事:倉庫のピッキング作業3つの課題と効率化するための5つのポイントを紹介

梱包・出荷費用

段ボールなどの梱包資材の組み立てから、緩衝材をつけたり要望に応じてギフトラッピングをする費用が含まれます。

梱包の仕方によって費用は変わりますが、相場としては1件あたり100円〜500円となっています。

納品書を同梱する場合は別料金で取られたり、出荷処理の方法によって別途費用が掛かるケースもあるので、契約前にきちんと確認する必要があります。

発送費用

発送代行業者の倉庫から出荷され配送業者に引き渡す際の配送にかかる費用が該当します。

発送費用は、配送エリアと商品の大きさ・重さにより変動します。

発送代行の費用に含まれるサービス内容

発送代行を依頼する場合、以下のようなものがサービスに含まれます。

  • 入庫受付・管理
  • 在庫管理
  • 流通加工
  • ピッキング・梱包
  • 出荷・出庫管理
  • 配送

サービス内容については、下記記事にて詳しく解説いたします。

関連記事:発送代行サービスの選び方とは?メリット、デメリットを紹介

発送代行業者の倉庫の所在地と管理体制をチェックすべき理由

コストに関係する倉庫の立地や管理について見るべき理由は他にもあります。

例えば、自社と発送代行業者の倉庫に距離がある場合、発送代行業者の所在地に配送するとコストが高くなります。

また、食品など適切な管理が必要な場合は、その管理体制によって商品が劣化するリスクも考慮する必要があります。

管理体制によって費用が異なるため、見積もりを取る際には、配送する商品とその管理体制について必ず情報を提供するようにしましょう。

発送代行費用が適切か見極める3つのポイント

発送代行業者を選定する際、単純に額面だけを見て選定してしまうと、かかる費用に対して求めた結果が得られないということもあり得ます。

追加料金が発生したり、依頼したつもりでいた作業が含まれておらず適切な商品管理がされていないということにならないために、以下のポイントについて確認しましょう。

  • 発送してほしい商品に適した保管が可能か
  • 見積もり内容でどこまでの業務が含まれるのか
  • 追加料金の発生が想定されるケースについて事前確認

まとめ

発送代行を委託する場合の費用や内訳についてご理解いただけたでしょうか。

それぞれの費用がどういったものか、その相場がどれくらいなのかを把握した上で、配送作業の質を向上させるべく業者選定に役立てたい情報をまとめました。

御社の大切な商品を適切な形で顧客の手元まで届けるために、ぜひ業者選びの際の参考にしてみてください。

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