ささげ業務とは?必要性や役割・具体的な方法を詳しく解説!

物流センター

物流担当者が知っておくべき!
アウトソーシングで期待できる導入効果とは


今すぐ無料ダウンロード

目次

ECサイトで売り上げをアップさせたいなら、「ささげ業務」の充実をはかることが欠かせません。逆にいうと、「ささげ業務」が足りないから、コンバージョン率が上がらず、収益が頭打ちになっているとも考えられます。

そこで今回は、「ささげ業務」とは何か。その役割や必要性、具体的なやり方について詳しく解説します。

→ダウンロード:物流担当者が知っておくべき!アウトソーシングで期待できる導入効果

ささげ業務とは

物撮り

ささげ業務とは、「撮影」「採寸」「原稿」の頭文字をつなげた造語です。ECサイトでユーザーを惹きつけ、購買意欲をかきたてるのに必要な商品情報を制作する業務を意味します。

ネット通販で買い物をする際にだれもが共通して知りたいのが、「デザイン」「サイズや素材」「価格・使い方・注意事項」です。逆にこれらを一つでも網羅できていない商品ページでは、どこか納得感が得られず信頼もできないため、結局購入にいたらないケースが少なくありません。

そこで、商品画像の撮影、ファッションアイテムなどの採寸、そして、商品情報の詳細を記した原稿という「ささげ業務」の3要素が、求められるわけです。

ささげ業務はなぜ必要?

ささげ業務がなぜ必要なのか、さらに掘り下げていきましょう。

多くの消費者は、ネットで買い物をする際にスマホを利用します。大半の場合、10cm四方にも満たない小さな画面から得られる情報で、買うか買わないかを決めなければなりません。

通常の実店舗なら、分からないことは何でも店員に尋ねることができ、試着をしたり、使用感を確かめたりすることも可能です。もちろん、その結果、好みや理想と異なれば、買わなければそれで済むでしょう。

しかし、ECの場合はそうはいきません。返品は可能といえども、一旦購入してしまえば、そうもいかずしぶしぶ使うしかなかったり、箪笥の肥やしになったりすることも少なくありません。そこで、そのような事態を避けるためにも、本来なら店舗で得られるはずの情報を可能なかぎり商品ページから得ようとするわけです。

よって、色や形、素材が伝わる質のよい画像、着丈や身丈、袖丈といったサイズ、身に着けた際の印象や使いやすさ、さらに使用上の注意点やどんな人や用途、環境に向いているかという、消費者目線に立った情報が大きくものをいいます。そして最後は、その情報を総合したうえで、価格を考慮にいれて費用対効果が良ければ、晴れて購入にいたります。

つまり、自社のサイトにアクセスしてくれたユーザーに、親身になって必要な情報を余すところなくささげる行為こそが、「ささげ業務」なのです。

ささげ業務の役割とは

つづいて、ささげ業務の具体的な役割について見ていきましょう。

ユーザーへの訴求力を高めて売り上げにつなげる

直接の説明が聞けず、触れることもできないユーザーに対して、視覚に訴える効果は絶大です。見映えのする美しい画像が目に入れば、その商品ページにとどまって、サイズや素材、製法などについて詳しくチェックしてもらえる確率が上がるでしょう。

そこまでくれば、さらにクリックを促してランディングページで詳しい動画を提供したり、会員登録やお問い合わせフォーム、ひいては購入手続きへと誘導することも可能になります。

つまり、上質なささげ業務は、ユーザーへの高い訴求力をもち、その内容がそのまま売り上げに直結するといっても過言ではないのです。

疑問と不安を解消する

見たことも使ったこともない商品を購入する場合、だれでも多少の不安がともないます。値段が高い商品ならなおさらでしょう。

そこで、ささげ業務によって、さまざまなパターンの画像が掲示されていたり、サイズや使い方についてもイラストや使用例の画像などを添付して細やかに説明されていたりすると非常に安心できます。不安がとけ、疑問が解消されれば、販売者やメーカー、ブランドへの信頼感が増し、購買確率はグンとアップするでしょう。

苦情を抑える

ECビジネスでどうしても避けて通れないのが、購入手続き後のクレームです。どれだけ対策をしても、ゼロにするのは至難の技でしょう。

しかし、ポイントを押さえた適切なささげ業務を実行することで、苦情の回数をずいぶんと減らすことが可能になります。

ただし、そこには一定以上のテクニックやスキルがあることが条件となります。

例えば、商品説明の原稿を執筆する際には、読み手によって、読解力や理解の仕方はまちまちであることを忘れてはなりません。あまり考えたくはありませんが、実際には同業他社やライバル企業が、悪意を持ってネガティブな解釈をしたり、細かな表現一つをあげつらって揚げ足をとってきたりするケースもあり得ます。

よって、だれが読んでも同じ解釈になるように、開発者や販売者の意図が100%間違いなく伝わるようにテキストを仕上げることが重要で、これには、ある程度の経験とスキルが求められるのです。

画像や採寸情報についても同じことがいえるでしょう。これらについても、あらかじめポイントを十分におさえたささげ業務ができれば、多くの苦情を未然に防ぐことも決して不可能ではありません。

ささげ業務のやり方

最後に、ささげ業務のやり方についてお伝えしましょう。

自社で行う

まず、ささげ業務は自社で行うことも可能です。とくに創業間もないあいだは、経費を抑える意味でも、多くのネットショップが自前でささげ業務をする例が少なくありません。

プロでなくとも、クオリティの高い画像は撮影できますし、商品についてだれよりも詳しいのは自分たちですから、訴求力の高い原稿の作成も無理ではないでしょう。

ただし、先ほども述べましたが、ユーザーがECサイトに求める商品情報のレベルは、年を追うごとに上がっています。とくに、コロナ禍でデジタルシフトが一気に進み、巣ごもり生活によるネット通販依存度は格段にアップしました。その分ライバルも増えているので、シロウト感が透けて見えるささげ業務では、通用しない厳しい一面があることをしっかりと認識しておかなければなりません。

代行サービスに委託する

ささげ業務を外部に委託する方法もあります。具体的には、代行サービスとアプリを使った自動化システムの2通りです。

ECサイトの商品ページの品質は日進月歩で、コンテンツの内容や見せ方にもトレンドがあります。その点から考えると、有料ではありますが、専門の代行業者にアウトソーシングした方が、ユーザーニーズにマッチしたマーケティング効果の高いサイト作りが可能といえるでしょう。

中には、物流業者がささげ業務に特化した部門を立ち上げている例もあります。この場合、倉庫に商品が届いた時点で、その場にある自前の撮影スタジオを使って、採寸や原稿作成も含めたささげ業務を行えるので、よりスピーディーに販売がスタートできる利点があります。何かとタイトなスケジュール調整が求められるECビジネスにとっては、大いに利用価値があるといってよいでしょう。

まとめ

「ささげ業務」について理解できましたでしょうか。

ささげ業務なくして、ECサイトのマーケティングは成立しないといっても過言ではありません。ユーザーのインサイトに強くアピールし、購買意欲をかきたてる商品ページが作成できれば、リピーターのみならず新規需要も取り込めるようになるはずです。

ぜひ「ささげ業務」を見直して、確実な売り上げアップを目指してください。


当日配送サービス

導入事例や細かい料金体系、お問い合わせから業務開始までの流れがわかる!

自社サービスの紹介資料になります。物流業務のアウトソーシングをご検討されている方は、ぜひ一度ダウンロードください。

  • 導入フローについて
  • MOTOMURAの特徴
  • 期待できる導入効果
  • 取引実績一覧
  • 基本料金体系

フォームにご記入いただくと、無料で資料がダウンロードできます。

    個人情報保護方針について


    いただいたメールアドレス宛に資料が自動送信されます。

    物流業務に課題を感じる方は、アウトソーシングも検討してみましょう。まずはこちらをご活用ください。

    MOTOMURA資料

    • 取引実績一覧
    • 基本料金体系
    • MOTOMURAの特徴
    • 期待できる導入効果

    導入事例や細かい料金体系、お問い合わせから業務開始までの流れがわかる!

    具体的な業務内容や費用、効果を解説!倉庫選びの資料としてもご活用ください。

    今すぐ資料をダウンロード

    物流倉庫・発送代行に関するご相談

    「ECを始めたい」「物流の費用ややり方を相談したい」「物流会社に委託しているが、現状と比較したい。」

    まずは、無料でご相談いただけます!物流倉庫や発送代行に関することはお気軽にご相談・お問い合わせください。

    >MOTOMURAの物流サービスについて詳しく見る

    MOTOMURA物流配送センター

    この記事の著者について

    MOTOMURA物流編集部

    MOTOMURA物流編集部

    物流の基本や改善ノウハウなど、物流担当者が知っておきたい様々な情報を配信している部署です。


    関連記事